機械的刺激を負荷した培養骨芽細胞におけるNa<sup>+</sup>/Ca<sup>2+</sup>交換体の発現とF-アクチン線維の走行性に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Mechanical Stimulation on the Expression of Na<sup>+</sup>/Ca<sup>2+</sup> Exchanger mRNA and Orientation of F-actin Filaments in Cultured Osteoblastic Cells
- 機械的刺激を負荷した培養骨芽細胞におけるNa[+]/Ca[2+]交換体の発現とF-アクチン線維の走行性に関する研究
- キカイテキ シゲキ オ フカ シタ バイヨウ コツガ サイボウ ニ オケル Na Ca 2 コウカンタイ ノ ハツゲン ト F アクチン センイ ノ ソウコウセイ ニ カンスル ケンキュウ
- Effects of Mechanical Stimulation on the Expression of Na+/Ca2+ Exchanger mRNA and Orientation of F-actin Filaments in Cultured Osteoblastic Cells
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抄録
骨組織が生理的機能を維持するには, 様々な機械的刺激 (メカニカルストレス) が重要である. また細胞内Ca2+シグナルは細胞機能に必須のシグナル経路である. 本実験では, 3次元的な機械的刺激を負荷した骨芽細胞様細胞において, イオントランスポーターである1型Na+/Ca2+交換体 (NCX1) の発現と, メカノセンシティブに応答しCa2+を流入する伸展活性化 (SA) チャネルの細胞形態変化への関与について検討した. 骨芽細胞様細胞株 (MC3T3-E1 cell) を, ナイロンメッシュで支持したコラーゲンゲル中に播種し (6×105 cells/ml) , 10%FBS含有αMEM培地にて24時間の前培養を行った.その後, 機械的刺激を3日間負荷した. 伸展変形は10%, 断続的な伸展周期は1 Hz, 15分間, 1日3回とした. NCX1 mRNAの発現はRT-PCR法で解析した. 細胞形態は共焦点レーザー顕微鏡により観察した. また, SAチャネルの阻害薬であるガドリニウム (Gd3+) 10 μMを培養液中に添加し機械的刺激によるSAチャネル活性化への影響を調べた. NCX1のmRNA 発現は非伸展群と比較して伸展群において増加していた. 伸展群の細胞は紡錘形を呈し, 伸展方向に対し一定方向 (直角) に配列していた. また, F-アクチン繊維のローダミンファロイジン染色像は非常に強い蛍光強度を示していた. これらの細胞形態および細胞骨格の変化はGd3+添加により抑制された. 本実験の結果から, 骨芽細胞では機械的刺激によりNCX1を介するCa2+の流出入機構が活性化されること, さらにSAチャネル活性化によりF-アクチンの構造変化を引き起こし, 細胞形態を変化させることが示唆された.
収録刊行物
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- Dental Medicine Research
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Dental Medicine Research 30 (2), 117-123, 2010
昭和大学・昭和歯学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680433311872
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- NII論文ID
- 10027973016
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- NII書誌ID
- AA12322983
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3cXhtlOru7bI
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- ISSN
- 2186540X
- 18820719
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- NDL書誌ID
- 10850583
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可