医学部・医科大学における模擬患者・標準模擬患者養成および参加型教育に関する実態調査

書誌事項

タイトル別名
  • A Survey on Training of Simulated and Standardized Patients(SP)and SP Program in Undergraduate Medical Education in Japan
  • 委員会報告 医学部・医科大学における模擬患者・標準模擬患者養成および参加型教育に関する実態調査--第16期日本医学教育学会教材開発・SP委員会
  • イインカイ ホウコク イガクブ イカ ダイガク ニ オケル モギ カンジャ ヒョウジュン モギ カンジャ ヨウセイ オヨビ サンカガタ キョウイク ニ カンスル ジッタイ チョウサ ダイ16キ ニホン イガク キョウイク ガッカイ キョウザイ カイハツ SP イインカイ
  • 16th Committee of Educational Materials'Development of Japan Society for Medical Education
  • 第 16 期日本医学教育学会教材開発・SP 委員会

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抄録

医学部・医科大学の卒前教育における模擬患者・標準模擬患者の養成状況および参加型教育の現状を明らかにし,本委員会の今後の活動方針を明確にするために実態調査を行った.<br>1)方法:全国80 医科大学・医学部を対象に,自記式質問紙を郵送した.<br>2)結果:回答率は 85%(68/80)で,43 大学(63%)が SP の養成を行っていた.SP の総数は 1,036 名,各大学に所属するSP 数は平均 24 名(range: 5-87)で,男女比は 1:3 であった.SP 養成のためのトレーニング内容は,基礎的トレーニング(88%),共用試験 OSCE(84 %),授業(74 %),Advanced OSCE(60 %)の,それぞれの準備トレーニングであった.教育目標が明示された SP 養成のためのカリキュラムがある大学は 6 大学(14%)であった.<br>3)結論:SP 養成の標準化を図るためには,標準カリキュラムを策定する必要性を提言する.

収録刊行物

  • 医学教育

    医学教育 42 (1), 29-35, 2011

    日本医学教育学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (9)*注記

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