書誌事項
- タイトル別名
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- THORACOSCOPIC AND LAPAROSCOPIC TREATMENT OF BOCHDALEK HERNIA IN AN ADULT
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抄録
症例は42歳,女性.心窩部から左季肋部への疼痛を主訴に当院を受診した.CTにて左横隔膜にヘルニアを認め,胸腔内へ腸管の脱出が認められた.左後方の横隔膜欠損からBochdalek孔ヘルニアと診断された.手術は胸腔鏡下ヘルニア根治術を行ったが,術中に腹腔内への大網の還納が困難と判断し,腹腔鏡下手術を追加した.ヘルニア門の閉鎖は胸腔鏡下に直接縫合にて行った.胸腔鏡,腹腔鏡を併用することで開胸開腹移行をすることなく,根治手術を行うことができた.術後経過は良好であり,8日目に退院となった.術後1年を経過した現在,再発を認めていない.成人Bochdalek孔ヘルニアに対する胸腔鏡-腹腔鏡併用手術はより安全で確実な方法と考えられる.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 72 (1), 49-53, 2011
日本臨床外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204853511680
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- NII論文ID
- 10028120199
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可