書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF PERFORATED DUODENAL DIVERTICULUM
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抄録
症例は54歳,男性.臍周囲痛,嘔吐を主訴に来院した.腹部CTで十二指腸下行脚より連続し,膵頭側に突出する2cm大の低吸収域とその背側に後腹膜気腫を認めた.十二指腸憩室穿孔を疑い手術を施行した.Kocherの授動を行うと十二指腸下行脚~水平脚の背側に膿瘍を認めた.憩室は視触診上は不明であり,後腹膜ドレナージを行った.術後に施行した十二指腸造影では下行脚内側に1cm大の憩室が描出され,腹部CTの所見と一致し,十二指腸憩室穿孔と診断した.腹部CTにより術前診断が可能であった十二指腸下行脚の憩室穿孔の1手術例を経験したので報告する.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 72 (2), 367-370, 2011
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679828331904
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- NII論文ID
- 10028121017
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可