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- タイトル別名
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- Clinical outcome and the postoperative MRI findings of arthroscopic rotator cuff repair
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抄録
近年, 鏡視下腱板修復術(ARCR)の良好な成績が報告されているが, 断裂サイズが大きい例, 断裂腱板の脂肪変性が高度な例では再断裂が多いといわれる. 当科で行ったARCRの術後成績,腱板修復状態を検討したので報告する. 2005年9月より重層固定法でARCRを行い,術後1年でMRI評価ができた65肩,男性52肩,女性13肩を対象とした. サイズは小断裂7肩, 中断裂15肩, 大断裂32肩, 広範囲断裂11肩であった. 手術時年齢は30~78歳,平均61.8歳であった. 臨床成績を術前と術後1年時のJOA scoreで評価し, 腱板修復状態を術後1年時MRIでの菅谷の分類で評価した. 断裂腱板の脂肪変性をGoutallierの分類で評価した. サイズ別のJOA scoreは各サイズで術前より術後有意に改善していたが, 術後JOA scoreはサイズが増大するにつれて低下傾向であった. 腱板修復状態はtype1が28肩,type2が11肩,type3が7肩,type4が9肩,type5が10肩であった. 再断裂とされるtype4, 5は全例中29%であった. 腱板修復状態別のJOA scoreはすべてのtypeで術前より術後有意に改善していたが, 術後JOA scoreは再断裂であるtype4, 5で低下傾向であった. サイズ別でtype4, 5の占める割合は小, 中断裂は0%, 大断裂は31.3%, 広範囲断裂は81,8%であった. 断裂腱板脂肪変性別でのtype4, 5の占める割合はgrade0, grade1は0%, grade2は23.1%, grade3は39.1%, grade4は87.5%であった. 我々の鏡視下重層固定法の成績は諸家の報告と同等であったがサイズが大きい例, 断裂腱板脂肪変性が進んだ例で再断裂率が高かった. 再断裂率を低下させるために, 手術手技や後療法の工夫が行われている. しかし, 腱板の質が不良な例では手技や後療法を工夫しても再断裂は生じ,一次修復の限界である. 患者の活動性を考慮し保存療法を見直し,手術適応を再検討していきたい. また,腱板の質が不良な例で手術が必要な場合は一次修復にこだわらず, patch法, 部分修復, debridement, 筋移行といった手術法を患者の活動性を考慮し選択していく方針である.
収録刊行物
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- 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会雑誌
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日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会雑誌 36 (2), 212-216, 2011-05
日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050007314769145344
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- NII論文ID
- 10028248867
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- NII書誌ID
- AA12467498
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- ISSN
- 18848842
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- HANDLE
- 10458/3516
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles