舌癌に対する頸部郭清の適応に関する検討

  • 河野 達也
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 小野田 友男
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 江口 元治
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 牧野 琢丸
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 阿部 郁
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 假谷 伸
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
  • 西崎 和則
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of adaptation to neck dissection of tongue carcinoma at a university hospital head and neck surgery department

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抄録

2003年から2009年にかけての過去7年間に当科で舌癌と診断され, 当科で手術治療を施行した71症例を対象として検討を行った. リンパ節転移はT1症例では5/31例, T2症例では19/24例, T3症例では7/11例, T4症例では4/5例に認められた.<br>T2N0症例では後発リンパ節転移の頻度が高かったが, 救済手術で良好な結果が得られた.<br>T3N(+) 症例, T4症例では健側リンパ節転移の頻度が高く, 健側の予防郭清を考慮する必要があると考えられた.

収録刊行物

  • 口腔・咽頭科

    口腔・咽頭科 24 (2), 179-182, 2011

    日本口腔・咽頭科学会

参考文献 (8)*注記

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