病原真菌の紡錘極体に関する電子顕微鏡的研究

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タイトル別名
  • Electron Microscopy of Spindle Pole Bodies in Pathogenic Fungi
  • ビョウゲン シンキン ノ ボウスイキョクタイ ニ カンスル デンシ ケンビキョウテキ ケンキュウ

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抄録

病原真菌 Exophiala dermatitidisCryptococcus neoformans の紡錘極体の細胞周期における動態を電子顕微鏡により観察した.凍結置換法と連続超薄切片法を用いて詳しく解析した結果,いずれの酵母でも,紡錘極体は,G1,S,G2期には,2個の紡錘極体が連結した状態で,核膜の外側に局在すること,M期に入ると細胞質から,核膜内または核辺縁部にもぐりこむこと,G1期のはじめに二分裂によって複製するらしいこと,などが明らかになった.これらの結果は,Saccharomyces cerevisiae の紡錘極体の細胞周期における動態,複製様式と異なることを示しており,今後さらなる研究が望まれる.

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参考文献 (23)*注記

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