脊柱後彎が椅子上安楽座位における臀部ずれ力に及ぼす影響

  • 小原 謙一
    川崎医療福祉大学 医療技術学部 リハビリテーション学科
  • 渡邉 進
    川崎医療福祉大学 医療技術学部 リハビリテーション学科
  • 藤田 大介
    川崎医療福祉大学 医療技術学部 リハビリテーション学科
  • 江口 淳子
    福岡リハビリテーション専門学校 理学療法学科
  • 新小田 幸一
    広島大学大学院 保健学研究科 心身機能生活制御科学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of Spinal Curvature on Shear Force Applied to Buttocks while Sitting Comfortably on a Chair
  • セキチュウ コウワン ガ イス ジョウ アンラクザイ ニ オケル デンブズレ リョク ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

〔目的〕脊柱後彎が椅子上安楽座位における臀部ずれ力に及ぼす影響を検討すること.〔対象〕某老人保健施設に入所していて円背姿勢を呈する高齢者10名と健常成人11名とした.〔方法〕臀部ずれ力と座位姿勢の状態を示す項目を円背高齢者と健常成人とで比較し,これらの測定値間の関係を分析した.〔結果〕臀部ずれ力は,脊柱後彎変形のない健常若年者(9.5±0.7[%BW])よりも円背姿勢を呈する高齢者(8.4±1.4[%BW])は有意に低値を示した.〔結論〕脊柱後彎が大きい高齢者は脊柱後彎の少ない健常成人と比較して,椅子上安楽座位における臀部ずれ力は少なくなる可能性が示唆された.<br>

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参考文献 (30)*注記

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