生物多様性保全に関する環境意識の決定要因

  • 倉増 啓
    東北大学大学院環境科学研究科
  • 鶴見 哲也
    東京大学大学院新領域創成科学研究科
  • 馬奈木 俊介
    東北大学大学院環境科学研究科 財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)

書誌事項

タイトル別名
  • Environmental Awareness and Biodiversity Conservatory
  • 生物多様性保全に関する環境意識の決定要因--ミレニアム開発目標との関係性において
  • セイブツ タヨウセイ ホゼン ニ カンスル カンキョウ イシキ ノ ケッテイ ヨウイン ミレニアム カイハツ モクヒョウ ト ノ カンケイセイ ニ オイテ
  • —Analysis on Millennium Development Goals—
  • -ミレニアム開発目標との関係性において-

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抄録

本研究の目的は,ミレニアム開発目標に関わる重要度に焦点をあてて,生物多様性保全に関する環境意識の決定要因を明らかにすることである。個人の環境意識がどのような要因により規定されているのかを明確にすることで,より効率的に生物多様性保全政策が進む可能性がある。分析には,日本全国にて行ったサーベイより得られた環境意識指標,経済指標,社会・人口統計上の指標および性格指標を用いる。本研究で得た推計結果より,経済指標である所得,失業,社会・人口統計上の指標である年齢,性別,結婚,健康,衝撃的出来事の経験度,主観的幸福度,性格指標である時間割引率,危険回避度,利他性が,環境意識に対し影響を有していることが示唆された。

収録刊行物

  • 環境科学会誌

    環境科学会誌 24 (4), 397-404, 2011

    社団法人 環境科学会

参考文献 (9)*注記

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