Ｄｙｓａｒｔｈｒｉａ例の発話特性における遅延聴覚フィードバック（ＤＡＦ）の効果―運動低下性タイプ以外の例に対する検討―

• 志村 栄二

  新潟医療福祉大学言語聴覚学科

• 筧 一彦

  中京大学情報理工学部

書誌事項

タイトル別名

• The Effect of Delayed Auditory Feedback on the Speech Quality of Non-Hypokinetic Type Dysarthrias
• ─運動低下性タイプ以外の例に対する検討─

抄録

運動低下性タイプ以外のdysarthria5例（UUMN1例，失調性2例，混合性2例）に対して，遅延聴覚フィードバック（DAF）の適用を試みた．その結果，DAF使用時では5例中4例で発話明瞭度の改善が認められ，運動低下性タイプ以外のdysarthria例にもDAFの適用可能例があることが示された．また，発話明瞭度の改善とDAFによる発話速度の低下，母音長の延長，母音図の拡大などの関係を分析し，DAFによる発話明瞭度改善のメカニズムについて考察を加えた．

収録刊行物

• 音声言語医学

  音声言語医学 52 (3), 233-241, 2011

  日本音声言語医学会

キーワード

• dysarthria
• DAF
• 発話明瞭度
• 音響的特徴

詳細情報

• CRID: 1390001204900192768
• NII論文ID: 10029278536
• NII書誌ID: AN00034826
• DOI: 10.5112/jjlp.52.233
• ISSN: 18843646
• ISSN: 00302813
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2012031107
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可