MRI拡散強調画像で発見された乳癌術後局所再発の3例

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  • Three Cases of Local Postoperative Breast Cancer Recurrence Found in Diffusion–Weighted MRI

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抄録

MRI拡散強調画像(DWI)にて発見された乳癌術後局所再発の3例を報告する.症例1:42歳,女性.右乳癌に対する乳房温存術3年4カ月後,DWIで残存乳房に円形の高信号部位を認め,残存乳房切除を施行し温存乳房再発と診断された.症例2:88歳,女性.左乳癌に対する乳房切除術8年6カ月後,DWIで高信号を呈する腫瘤陰影を左側胸壁に認め,摘出術を施行しリンパ節転移再発と診断された.症例3:69歳,女性.左乳癌に対する乳房切除術およびセンチネルリンパ節生検施行10カ月後,DWIで高信号を呈する腫瘤陰影を左側胸壁に認めた.郭清術を施行し乳癌のリンパ節転移再発と診断された.温存乳房再発1例,所属リンパ節再発2例がMRI拡散強調画像で発見され,外科的処置にて全例無再再発生存している.局所再発の早期発見にMRI拡散強調画像は有用であると考えられる.

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