<i>Mycoplasma bovis</i>の薬剤感受性とマクロライド耐性株の23SリボゾームRNAドメインV領域の解析

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タイトル別名
  • Antimicrobial Susceptibility of <i>Mycoplasma bovis </i>and Analyses of Domain V in 23S Ribosomal RNA of Macrolide-Resistant Strains
  • Mycoplasma bovisの薬剤感受性とマクロライド耐性株の23SリボゾームRNAドメインV領域の解析
  • Mycoplasma bovis ノ ヤクザイ カンジュセイ ト マクロライド タイセイカブ ノ 23Sリボゾーム RNA ドメイン V リョウイキ ノ カイセキ

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抄録

牛呼吸器病由来Mycoplasma bovis(M. b)52株の薬剤感受性とマクロライド(ML)耐性機構にかかわる23S リボゾームRNA(rRNA)のドメインV領域を調べた.タイロシン(TS)耐性は,3株(5.8%)に認め,うち2株(3.8%)はリンコマイシン(LCM)耐性を示した.チルミコシンの最小発育阻止濃度(MIC)は≦0.1~>100μg/ml で,24株(46.2%)が高いMIC(>100μg/ml)を示した.エンロフロキサシンは2株(3.8%),カナマイシンは1株(1.9%)に耐性を認めた.オキシテトラサイクリン,チアンフェニコール,フロルフェニコールおよびチアムリンに耐性は認めなかった.TS-LCM耐性の2株のうちの1株で,23S rRNAのドメインV領域の2058位にアデニン(A)→グアニン(G)置換が確認された.いっぽう,残りのML耐性または低感受性株には当該領域の変異は認めなかった.したがって,M. bは23S rRNAのドメインV領域の変異に加えさらに他の耐性機構によりML耐性を獲得している可能性が示唆された.

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参考文献 (28)*注記

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