食道癌に対する化学放射線療法後に難治性胸水として発症した結核性胸膜炎の1例

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  • Tuberculous pleuritis with onset of refractory pleural effusion after chemoradiotherapy for esophageal cancer

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抄録

75歳,男性.前医で食道癌stage IVaに対し化学放射線療法(CRT)を施行され完全奏効が得られたが,照射野外食道に再発し精査加療目的で当科紹介となった.入院後左胸水の増加を認め,最終的に胸腔鏡下生検にて結核性胸膜炎と診断した.CRT後の胸水に対しては,その成因によって治療が大きく異なり,的確な診断を行うことが必要である.特に結核既往歴のある患者では結核性胸膜炎の発症にも注意を要すると考えられた.<br>

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参考文献 (13)*注記

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