低体温,糖尿病性ケトアシドーシス,高カリウム血症となり著明なJ波増高を来たした2型糖尿病の一例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Prominent J Wave with Hypothermia, Ketoacidosis and Hyperkalemia in Type 2 Diabetes Mellitus
  • 症例報告 低体温,糖尿病性ケトアシドーシス,高カリウム血症となり著明なJ波増高を来たした2型糖尿病の一例
  • ショウレイ ホウコク テイタイオン トウニョウビョウセイ ケトアシドーシス コウカリウム ケツショウ ト ナリ チョメイ ナ Jハ ゾウ ダカ オ キタ シタ 2ガタ トウニョウビョウ ノ イチレイ

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抄録

J波増高の原因として知られる低体温症,高カリウム血症を合併した糖尿病性ケトアシドーシスの1例を経験した.症例は42歳男性.高血糖,意識障害,ケトアシドーシス,高カリウム血症,低体温,ショック状態で入院し,心電図にて著明なJ波の増高を認めた.翌日の心電図,CPKの上昇から非Q波梗塞の合併も示唆された.J波の増高は,低体温,高カリウム血症,アシドーシスの補正により改善した.本症例の著明なJ波増高は,低体温症,高カリウム血症,アシドーシスが複合的に関与した可能性が考えられた.<br>

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 54 (2), 103-106, 2011

    一般社団法人 日本糖尿病学会

参考文献 (14)*注記

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