自閉症患者における染色体異常を基にしたモデルマウスの作製と精神疾患へのアプローチ

DOI Web Site 参考文献12件

書誌事項

タイトル別名
  • Mouse Model for Chromosomal Abnormality Seen in Autism and Its Significance for the Understanding of Psychiatric Diseases
  • ジヘイショウ カンジャ ニ オケル センショクタイ イジョウ オ モト ニ シタ モデル マウス ノ サクセイ ト セイシン シッカン エ ノ アプローチ

この論文をさがす

抄録

近年，多様な手法を用いた研究の進展により，様々な脳機能が分子・細胞レベルで解明されてきている．しかし，未だに脳機能と精神とのつながりはほとんど不明のままである．精神機能を理解するためには，ヒトの精神疾患を基にし，動物モデルを用いた精神異常や行動異常の機構を解明するという点からのアプローチが重要と考えられる．このようなアプローチのために様々なモデル動物がこれまでにつくられ解析が進められてきたが，未だに精神疾患の中でも自閉症に関してはとりわけ未解明な部分が多い．ここでは，ヒトの遺伝学を基に開発に成功した自閉症様モデルマウスについて，その経緯と解析の結果とを紹介する．

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 49 (10), 672-677, 2011

    公益社団法人 日本農芸化学会

参考文献 (12)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ