食道粘膜下腫瘍に対して粘膜切開後の直視下組織生検が診断に有用であった1例

  • 高松 徹
    自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器科
  • 東海 浩一
    自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器科
  • 牛丸 信也
    自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器科
  • 松本 吏弘
    自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器科
  • 岩城 孝明
    自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器科
  • 福西 昌徳
    自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器科
  • 鷺原 規喜
    自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器科
  • 宮谷 博幸
    自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器科
  • 吉田 行雄
    自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器科
  • 山田 茂樹
    自治医科大学附属さいたま医療センター 病理

書誌事項

タイトル別名
  • A CASE OF ESOPHAGEAL SUBMUCOSAL TUMORS (SMTS) DIAGNOSED FROM A DIRECT-OBSERVATION BIOPSY BY MUCOSAL CUTTING

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抄録

食道粘膜下腫瘍(SMT)は良性腫瘍が大部分を占め,悪性は稀とされている.しかし,画像所見のみでは良悪性の鑑別が困難な場合もあり,組織型により治療方針も異なるため組織診断を得ることが必要である.今回,われわれは30mmの食道SMTに対して超音波内視鏡下穿刺吸引生検術(EUS-FNAB)を試みたが,組織量が不十分で確定診断に至らず,粘膜切開後直視下生検にて確定診断が得られた症例を経験した.EUS-FNABはSMTに対する組織診断法の第一選択であるが,EUS-FNABにより十分な組織が得られない場合には,本法を試みてよいと思われた.

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参考文献 (10)*注記

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