理学療法専門学校生におけるeラーニングの自己効力感促進尺度の活用法の検討

  • 小貫 睦巳
    千葉・柏リハビリテーション学院 理学療法学科 国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科保健医療学専攻理学療法分野
  • 丸山 仁司
    国際医療福祉大学 保健医療学部理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of the Use of the Self-efficacy Stimulative Scale of e-learning for Physical Therapy Vocational School Students
  • リガク リョウホウ センモン ガクコウセイ ニ オケル eラーニング ノ ジコ コウリョクカン ソクシン シャクド ノ カツヨウホウ ノ ケントウ

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抄録

〔目的〕理学療法学生のeラーニングにおける自己効力感促進尺度の活用法を教育的実践により見出すことである.〔対象〕2010年度の理学療法専門学校2年生40名である.〔方法〕eラーニング終了直前に測定された自己効力感促進尺度を基に,各学生の構成概念スコアを求めた.その数値の低い学生に対するインタビューと介入を行った.また全員にアンケートを取り,インタビューや介入の結果とアンケートを対比させ変化や共通点・相違点を確認した.〔結果〕構成概念スコアは「達成感」因子が-1.02~0.47(平均0.03±0.35),「経験の蓄積」因子が-0.64~0.33(平均0.01±0.22),「探求心」因子が-0.95~0.58(平均0.01±0.34)であった.抽出された5名の学生のうち,4名はアルバイト等の時間的制約によりeラーニングに十分向き合えなかったと回答し,全員が携帯電話での情報機器リテラシーが不足していたと解釈されたが,介入後は促進尺度が増加した.〔結語〕eラーニング自己効力感促進尺度は,全体のeラーニングの効果が表れた時期に,自己効力感が促進されていない学生を抽出し介入を行うためのスクリーニング用の評価法として使用できると考えられる.<br>

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参考文献 (15)*注記

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