情報スペクトルの幅と固定長符号化の最悪冗長度

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タイトル別名
  • The Width of Information-Spectrum and the Worst-Case Redundancy of Fixed-Length Coding

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抄録

本稿では,一般情報源から出力される長さπの系列を固定長符号化する状況を考え,その最悪冗長度に関する符号化定理を考察する.ここに,最悪冗長度は,正しく復号される系列全体に対する,固定長符号のレートと1記号あたりの理想符号語長との差の最大値として定義される.本稿ではまず,復号誤り確率ε_nがn→∞で0に収束する固定長符号化に対して,nが十分大きいときには,最良の最悪冗長度が情報スペクトルの幅に一致することを示す.次にこの結果が,(a)lim sup_<n→∞>ε_n≦ε,(b)lim inf_<n→∞>ε_n≦ε,を要請する場合にそれぞれ拡張できることを示す.ここにε∈[0,1)は定数である.

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参考文献 (16)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571417126991995008
  • NII論文ID
    110008689024
  • NII書誌ID
    AN10013083
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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