書誌事項
- タイトル別名
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- Wound infiltration using ropivacaine - A case of thoracic surgery for bilateral lung cancer
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抄録
症例は58歳男性.検診で,両側胸部異常陰影を指摘された.CTガイド下生検で左S1+2に径27 mm,扁平上皮癌,右S1に径45 mm,腺癌と診断され,両側同時多発肺癌と考えられた.左扁平上皮癌に対し左肺部分切除術施行.術後鎮痛としてフェンタニル 1.25 mg+ドロペリドール5mgでの経静脈的自己調節鎮痛法を行った.続いて第8病日に右腺癌に対し右上葉切除術を施行.麻酔法,術後鎮痛は同様であるが,閉創時に0.75%ロピバカイン10 mlを創部に滴下する創部浸潤麻酔を追加した.術後12時間まで,Numeric Pain Rating Scaleを用いた評価では創部浸潤麻酔を追加した右側手術が優れ,患者の満足度が高かった.
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 26 (2), 167-170, 2012
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679338357248
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- NII論文ID
- 10030125616
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- NII書誌ID
- AN10467885
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可