書誌事項
- タイトル別名
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- Preparation of Poly[(meth)acrylamide)]Having L-Lysine Moiety and its Effect on Fibrinolytic Activity
- L-リジン コッカク オ フクム ポリ(メタ)アクリルアミド ノ チョウセイ ト セン ヨウ カッセイ エ ノ エイキョウ
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抄録
抗血栓性を示す新規な医用材料の開発を目的に,プラスミノーゲン(Plg)や組織プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)と選択的に結合する,両性イオン構造のポリ(Nα-acrylamide-L-lysine)[poly(α-LysAA)] を合成した.表面プラズモン共鳴(SPR)測定から,センサーチップに固定化した poly(α-LysAA)とタンパク質との相互作用を評価した.その結果,アルブミン(Alb),グロブリン(Glo)あるいはフィブリノーゲン(Fib)との相互作用は弱かったが,Plg と t-PA とは強く相互作用し,結合定数はそれぞれ 389×10−9 M−1 と 155×10−9 M−1 であった.また,poly(α-LysAA)を固定化表面の Alb と Plg の競争吸着を行った結果,Plg は poly(α-LysAA)と特異的に相互作用することを確認した.さらに,poly(α-LysAA)存在下におけるフィブリンモデルである合成基質 S-2251 の Plg/t-PA 系による分解反応を加速し,最大速度 Vmax は 20.0×10−3 mM・min−1 であった.<br>
収録刊行物
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- 高分子論文集
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高分子論文集 69 (1), 39-46, 2012
公益社団法人 高分子学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206524296832
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- NII論文ID
- 10030170448
- 130004489365
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- NII書誌ID
- AN00085011
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- ISSN
- 18815685
- 03862186
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- NDL書誌ID
- 023500872
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可