書誌事項
- タイトル別名
-
- A CASE OF IDIOPATHIC ISCHEMIC ILEITIS OBSERVED WITH SINGLE BALLOON ENTEROSCOPY
この論文をさがす
抄録
症例は78歳の女性.下腹痛・下痢にて入院し,入院翌日より血便・発熱を認めた.経肛門的シングルバルーン小腸内視鏡(SBE)を施行し,Bauhin弁から約10cmの終末回腸より口側約50cmにわたり,全周性潰瘍・びらん・粘膜脱落・粘膜橋を認めた.内視鏡下造影では,Kerckring襞消失,拇指圧痕像を認め,虚血性小腸炎と診断した.2週後にSBEを再検し,所見改善認めず,回盲部切除術を施行した.病理組織では,回結腸動脈の分枝に粥腫血栓性閉塞を認めた.急性期の特発性虚血性小腸炎を内視鏡的に観察した例はまれであるが,その診断的意義は大きく,若干の文献的考察を加え報告する.
収録刊行物
-
- 日本消化器内視鏡学会雑誌
-
日本消化器内視鏡学会雑誌 54 (2), 267-274, 2012
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679199277184
-
- NII論文ID
- 10030293726
-
- NII書誌ID
- AN00192102
-
- ISSN
- 18845738
- 03871207
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可