保存的治療が奏効した縦隔膿瘍をともなう原因不明多発食道穿孔の1例

• 三浦 昭順

  がん・感染症センター都立駒込病院外科

• 錦織 達人

  がん・感染症センター都立駒込病院外科

• 出江 洋介

  がん・感染症センター都立駒込病院外科

• 加藤 剛

  がん・感染症センター都立駒込病院外科

• 了徳寺 大郎

  がん・感染症センター都立駒込病院外科

• 門馬 久美子

  がん・感染症センター都立駒込病院内視鏡科

書誌事項

タイトル別名

• Successful conservative therapy for mediastinitis caused by multiple esophageal perforations

抄録

症例は70歳代，男性．発熱を主訴に，近医受診．症状改善せず，16日目の胸部CTにて上縦隔膿瘍の診断にて当院紹介受診となった．胸部CTで上縦隔左側に膿瘍を認め，上部消化管内視鏡検査は，切歯列23～24cmに7カ所のピンホール状の穿孔と同部位からの排膿を認めた．原因不明の多発食道穿孔の診断で，外科的治療も考慮に入れつつ，保存的治療を開始，17日目に穿孔部の閉鎖を確認，36日目に軽快退院となった．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 108 (3), 436-443, 2011

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 食道穿孔
• 原因不明
• 保存的治療
• 縦隔膿瘍

詳細情報

• CRID: 1390282681376638720
• NII論文ID: 10030296654
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.108.436
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2011159242
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
  • Crossref
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可