低用量ネダプラチン・5FU併用放射線治療が著効した，重度肝障害をともない全身状態不良の肝転移を有する食道癌の1例

• 福井 忠久

  山形大学医学部臨床腫瘍学講座

• 伊藤 由理子

  山形大学医学部臨床腫瘍学講座

• 吉岡 孝志

  山形大学医学部臨床腫瘍学講座

• 武田 弘明

  山形大学医学部内科学第二講座

• 河田 純男

  山形大学医学部内科学第二講座

書誌事項

タイトル別名

• A case of advanced esophageal cancer with multiple liver metastases accompanying poorly general conditions and serious liver dysfunctions, successfully treated using concurrent radiotherapy and chemotherapy with low-dose nedaplatin and 5-fluorouracil

抄録

重度肝障害をともない全身状態不良の肝転移を有する食道癌に対して，緩和的放射線療法に低用量ネダプラチンと5FUによる化学療法を併用し著効を示した症例を経験したので報告する．治療開始後，肝転移巣は著明に縮小し肝機能も軽快した．外来での化学療法に移行可能となり，その後も2次，3次治療を行い，結果として600日以上の延命効果を得ることができた．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 108 (5), 813-818, 2011

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 食道癌
• 肝転移
• 放射線化学療法
• 低用量ネダプラチン

詳細情報

• CRID: 1390282681375614464
• NII論文ID: 10030297458
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.108.813
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2011215069
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可