NASH/NAFLDの最近の知見

• 岡上 武

  大阪府済生会吹田病院院長

書誌事項

タイトル別名

• Recent progress in the research of NASH/NAFLD in Japan

抄録

糖尿病患者や肥満者ではNAFLD罹患者が多く肝癌発生率が高い．2008年にわが国で初めて大規模なNASH/NAFLD研究班ができ，班の全体研究として糖尿病患者の肝障害の実態調査，NASH起因肝癌の臨床・病理学的検討，単純性脂肪肝（SS）とNASHの血液生化学的鑑別法の作成，NASH発症の遺伝的素因の解析，治療指針作成，NASH治療指針の作成などを目指した．また，個別研究では多方面から病態解明や予後調査を行った．研究班では多くの成果が得られたが，未発表のものも多く，本総説ではNASH/NAFLDの臨床・研究についての最近の動向と，班研究の成果を含むNASH/NAFLDの最新の臨床・研究の現状と今後の課題について記載した．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 108 (7), 1161-1169, 2011

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• NASH
• NAFLD
• 生活習慣病
• SNP
• PNPLA3

詳細情報

• CRID: 1390282681376860416
• NII論文ID: 10030297515
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.108.1161
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2011283810
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可