日本におけるヒト ES、iPS 細胞研究標準化:その2 分化能の評価

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タイトル別名
  • Standardization of human embryonic stem (ES) cell and induced pulripoent stem (iPS) cell research in Japan: How to detect differentiation potency of human ES/iPS cells

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抄録

1998年にヒト胚性幹(ES)細胞が樹立され、2007年にはヒト人工多能性幹(iPS)細胞が開発された。これらの細胞を用いて、発生過程におけるメカニズムの解明、あるいは再生医療や創薬などへの応用にむけて、国内外で研究が盛んに進められている。ヒト ES 細胞は受精卵の内部細胞塊由来であることから、成体組織を構成するすべての細胞に分化する可能性をもつ。また、ヒト iPS 細胞はヒト ES 細胞様に分化能を有している。これらのことから、ヒト ES/iPS 細胞を樹立する際には、多能性の確認が重要であると言われている。この総説では、ヒト ES/iPS 細胞の分化能の評価法について概説する。

収録刊行物

  • 組織培養研究

    組織培養研究 28 (2+3+4), 129-133, 2009

    日本組織培養学会

参考文献 (10)*注記

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