学生の講義出席率からみたハイブリッド型 PBL tutorial 導入の効果

  • 藤田 之彦
    日本大学医学部医学教育企画・推進室
  • 橋本 修
    日本大学医学部医学教育企画・推進室 日本大学医学部内科学系総合内科学分野
  • 相馬 正義
    日本大学医学部内科学系総合内科学分野
  • 竹内 仁
    日本大学医学部内科学系血液膠原病内科学分野
  • 相澤 信
    日本大学医学部機能形態学系生体構造医学分野
  • 片山 容一
    日本大学医学部脳神経外科学系脳神経外科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Hybrid Problem-based Learning on Lecture Attendance
  • ガクセイ ノ コウギ シュッセキリツ カラ ミタ ハイブリッドガタ PBL tutorial ドウニュウ ノ コウカ

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抄録

日本大学医学部においてもハイブリッド型 PBL tutorial (PBL) を導入して 4 年間が経過した.PBL 導入要因の一つに 「講義への出席率の低さ」 があげられていたが,PBL 導入後の評価において講義への出席率に関する報告はみられない.学生の講義出席率からみた PBL 導入の効果を検討した. 1)確実なデータのある授業評価事業での講義出席率を用い,PBL 導入前 4 年間と導入後 2 年間の講義出席率を比較した.授業評価は学生による評価と同僚教員による評価の 2 つの成績から検討した. 2)PBL 対象学年の 3・4 年生の講義出席率は有意 (P < 0.01) に上昇した.5 年生を除いた全学年の講義出席率も有意 (P < 0.01) に上昇した. 3)PBL 導入後,全学生の講義出席率が有意に上昇したが,これは PBL 導入による副産物的な効果であり,PBL 導入による能動的学習による波及効果と考えられた.

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参考文献 (25)*注記

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