書誌事項
- タイトル別名
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- <I>Miscanthus</I>-grassland history in the Sengokubara area of Hakone-machi, central Japan, inferred from phytolith and charcoal records
- ショクブツ ケイサンタイ ト ビリュウタン ノ ブンセキ カラ スイテイ サレル ハコネマチセンイシハラ ニ オケル ススキ ソウゲン ノ セイリツ カテイ
- Miscanthus-grassland history in the Sengokubara area of Hakone-machi, central Japan, inferred from phytolith and charcoal records
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抄録
箱根町仙石原のススキ草原において,ローム層などの表層堆積物中の植物珪酸体と微粒炭の分析を行い,過去約1,000年間の植生変遷と人為活動との関係を検討した.ススキ草原内の深さ1.1mの試坑断面中から採取した41点の試料を分析した結果,草本起源の植物珪酸体7分類群,木本起源の植物珪酸体3分類群が認められた.ススキ属型の珪酸体は深度68cmから上方で多く検出され,それより下方ではネザサ節型の珪酸体が多く検出された.微粒炭は地表から深度62cmまで連続的に検出されたが,それより下方では不連続的に検出され,量も少なかった.土壌中に含まれる腐植の年代測定結果と合わせて考えると,調査地では西暦1200年頃までに火入れを伴う人為的影響を強く受けるようになり,ネザサ節のハコネダケが優占する植生から,ススキ草原が卓越する植生へと変化したと推察される.
収録刊行物
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- 第四紀研究
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第四紀研究 50 (6), 319-325, 2012
日本第四紀学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206497430272
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- NII論文ID
- 10030360294
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- NII書誌ID
- AN0034136X
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- ISSN
- 18818129
- 04182642
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- NDL書誌ID
- 023442549
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可