トリヘキシフェニジルが有効であった首下がりの1例

  • 塩谷 彩子
    Department of Neurology, Institute of Clinical Medicine, University of Tsukuba
  • 冨所 康志
    Department of Neurology, Institute of Clinical Medicine, University of Tsukuba
  • 石井 一弘
    Department of Neurology, Institute of Clinical Medicine, University of Tsukuba
  • 石井 亜紀子
    Department of Neurology, Institute of Clinical Medicine, University of Tsukuba
  • 玉岡 晃
    Department of Neurology, Institute of Clinical Medicine, University of Tsukuba

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Anterocollis Ameliorated by Trihexyphenidyl.
  • 今月の症例 トリヘキシフェニジルが有効であった首下がりの1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ トリヘキシフェニジル ガ ユウコウ デ アッタ シュ サガリ ノ 1レイ

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抄録

症例は68歳,男性.首下がりを主訴に入院した.頸部は前屈位であり,対照的に腰部は前方に突出していた.頸部後屈の筋力が保たれ,胸鎖乳突筋を含めた頸部筋群の筋緊張は亢進しており,頸部に水平方向の振戦を認めた.頸椎MRIでは高位頸髄に変形性頸椎症の所見を認めた.頸部ジストニアと診断し,塩酸トリヘキシフェニジル投与で症状は改善した.首下がりの際にはジストニアを鑑別に挙げる必要がある.<br>

収録刊行物

参考文献 (9)*注記

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