書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Anti-voltage-gated Potassium Channel Complex (LGI-1) Associated Limbic Encephalitis Manifesting Faciobrachial Dystonic Seizures
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抄録
高齢発症側頭葉てんかんにおいて、健忘症、気分障害、睡眠障害、排尿障害、唾液分泌過多、低ナトリウム血症を認め、抗電位依存性カリウムチャンネル複合体(voltage-gated potassium channel:VGKC-complex(leucine-rich glioma inactivated1 protein:LGI-1))抗体陽性から、抗VGKC複合体抗体関連辺縁系脳炎(VGKC-LE)と診断した。本例は数秒間こみあげ息がつまる発作が1日100回と頻発し左上肢を強直させることがあった。Iraniらは、VGKC-LEの中で抗LGI-1抗体を有するものは、3~5秒間顔面をしかめ上腕を強直させるfaciobrachial dystonic seizures(FBDS)を報告しており、本発作は診断の一助となると考えられた。本例は、本邦において抗LGI-1抗体とFBDSの関連を指摘した最初の報告である。<br>
収録刊行物
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- てんかん研究
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てんかん研究 30 (1), 43-50, 2012
一般社団法人 日本てんかん学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204517210112
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- NII論文ID
- 10030426583
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- NII書誌ID
- AN10043823
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- ISSN
- 13475509
- 09120890
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可