書誌事項
- タイトル別名
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- Effectiveness of outpatient therapy using Thoracic Egg<sup>®</sup> for spontaneous pneumothorax
- Effectiveness of outpatient therapy using Thoracic Egg^|^reg; for spontaneous pneumothorax
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抄録
自然気胸症例に携帯型気胸ドレナージキットであるソラシックエッグ(以下TE)を用いた外来治療の有用性を検討した.対象は2006年11月から2011年4月までにTEで治療を行った自然気胸患者137例,男性116例,女性21例で患側は右側73例,左側63例,両側1例であった.初発気胸は81例,再発は32例,2回以上の再発は8例,術後再発は16例であった.TEで外来治療を行い得たのは132例であった.84例はTEで治癒,48例はTEの後,手術となった.平均外来治療期間はTEで治癒した場合5.77日,手術となった場合は術前9.75日であった.合併症は1例にTE刺入部の感染,1例にTEの破損,5例にTEの偶発的抜去があったがTEの再挿入は行わなかった.TEを用いた自然気胸外来治療は重篤な合併症も無く,外来通院完遂率も高い.自然気胸患者にとって社会的,経済的負担の軽減の点で非常に有用な治療法であるといえる.
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 26 (4), 364-368, 2012
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679335979648
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- NII論文ID
- 10030435521
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- NII書誌ID
- AN10467885
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可