発酵乾燥させたキノコ廃菌床の乳牛ふん堆肥化における副資材利用
書誌事項
- タイトル別名
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- Utilization of Spent Mushroom Compost Dehydrated by Composting Process as Bulking Agent of Dairy Manure Compost
- ハッコウ カンソウ サセタ キノコハイキンショウ ノ ニュウギュウフンタイヒカ ニ オケル フクシザイ リヨウ
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抄録
本研究では廃菌床の利用性の向上を図る目的で,堆肥化した廃菌床の乳牛ふん堆肥化における副資材としての有効性を検討した。具体的には,430 L の発酵槽を用いた28 日間の堆肥化試験によって,廃菌床の含水率や有機酸濃度などが堆肥化に及ぼす影響を調査した。その結果,廃菌床は好気的環境下では単体でも発酵乾燥が進み,発酵乾燥に必要なエネルギは,火力乾燥で水分を蒸発する場合の19.8%のエネルギ消費に留まることが明らかになった。さらに副資材として利用する場合,発酵乾燥させた廃菌床は,発酵乾燥させなかった廃菌床に比べて,堆肥化期間の総通気量が57%と通気性の改善効果が大きく,作物の生育阻害の程度も小さかった。
収録刊行物
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- 農業施設
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農業施設 42 (3), 119-125, 2011
農業施設学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390297039773187712
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- NII論文ID
- 10030474756
- 220000158531
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- NII書誌ID
- AN00201054
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- ISSN
- 21860122
- 03888517
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- NDL書誌ID
- 023382053
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可