自動縫合器の補強材が原因と思われた術後出血

• 藤野 孝介

  熊本赤十字病院外科

• 林 亨治

  熊本赤十字病院外科

書誌事項

タイトル別名

• Postoperative bleeding due to tissue reinforcement material of stapler

抄録

舌区のブラに対し補強材付き自動縫合器（Duet TRS^TM, COVIDIEN）を使用して切離し，その補強材が原因と思われる胸壁損傷から術後出血を来たした症例を経験した．補強材の端が呼吸性移動により，ゆっくりと胸壁を損傷したことが原因と思われた．<br>補強材付き自動縫合器を使用する際には，補強材の余剰部分は丸くトリミングし，中下葉，舌区等の呼吸性移動の大きい部位での使用を控えるなどの対策が必要と考えられた．

収録刊行物

• 日本呼吸器外科学会雑誌

  日本呼吸器外科学会雑誌 26 (5), 568-571, 2012

  特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会

キーワード

• 術後出血
• 胸腔鏡下手術
• 自動縫合器
• 補強材

詳細情報

• CRID: 1390282679337175936
• NII論文ID: 10030501087
• NII書誌ID: AN10467885
• DOI: 10.2995/jacsurg.26.568
• ISSN: 18814158
• ISSN: 09190945
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2012319000
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可