生物活性炭嫌気性反応装置による食品工場廃水の処理に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Treatment of a Food Industry Wastewater by a Biologically Activated Carbon Anaerobic Reacto
  • セイブツ カッセイタン イヤケセイ ハンノウ ソウチ ニ ヨル ショクヒン コウジョウ ハイスイ ノ ショリ ニ カンスル ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

溶解性の重クロム酸COD(以下CODと記す)濃度が1000~1500㎎/LおよびSS濃度が300㎎/Lとなるように糖質系高濃度食品工場廃水と人工的合成生ごみにより調整した調整食品廃水,ならびに実際の製あん食品工場廃水の処理に対し,生物活性炭嫌気性反応装置を適用し安定的および効率的な処理の可能性とその操作因子について検討した.調整食品廃水および製あん食品工場廃水に対し,COD流動床容積負荷が各々0.5~33㎏/(m3・日)および1.6~29㎏/(m3・日)の条件下で,平均全COD除去率は各々86%および89%であった.調整食品廃水に対して,平均溶解性COD除去速度を基にした固形性COD変換率は平均0.12㎏COD/㎏COD-除去量であり,流入固形性CODの95%が可溶化することがわかった.

収録刊行物

  • 環境技術

    環境技術 41 (4), 227-234, 2012

    環境技術学会

参考文献 (17)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ