書誌事項
- タイトル別名
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- Early Colon Cancer with a Metastatic Lesion in the Ovaries: a Case Report
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抄録
症例は48歳の閉経女性.腹部腫瘤,下腹部痛を自覚し受診.S状結腸に1cm大のIsp腫瘤を認め,生検の結果は腺癌であった.腹部CTでは両側卵巣に巨大な多房性嚢胞性腫瘤,肝にも同様の腫瘤を認めた.血清CEAは高値を示した.開腹したところ,大腸原発巣近傍腹膜に播種病変を認めた.術中迅速病理検査では,肝臓腫瘍,卵巣腫瘍はともに腺癌であり,大腸癌転移と診断した.S状結腸切除,D3リンパ節郭清,単純子宮全摘,両側付属器切除,播種病変切除を行った.術後診断は大腸SM癌であった.その後,化学療法,肝部分切除を行ったが,術後1年11ヵ月後に癌死した.大腸癌卵巣転移は稀ではなく,その予後は不良とされる.ただし,その大腸原発巣はほとんどが進行癌である.しかし,大腸早期癌であっても卵巣転移する可能性はあり,腹膜転移所見や卵巣の形態異常などを認めたときには,両側卵巣切除を考慮する必要があると考えられた.
収録刊行物
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- 日本大腸肛門病学会雑誌
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日本大腸肛門病学会雑誌 65 (5), 259-265, 2012
日本大腸肛門病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679833779968
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- NII論文ID
- 10030743864
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- NII書誌ID
- AN00195100
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- ISSN
- 18829619
- 00471801
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可