書誌事項
- タイトル別名
-
- OVERVIEW OF SPIRAL ENDOSCOPY
この論文をさがす
抄録
2007年に新たな小腸検査法として,Akerman PAらは,スパイラル内視鏡検査(Spiral Endoscopy;SE)を報告した.海外では既に10,000例以上の症例に施行されている.SEは,細径の内視鏡と,内視鏡に装着する先端にらせん状の突起がついたオーバーチューブによって構成される.SEは,検査医とオーバーチューブ介助者の2人法で行う.SEは,挿入時にはオーバーチューブを時計回りに,抜去時には反時計周りに回転させながら行う.検査のすべての段階で,内視鏡をオーバーチューブ先端から最低20センチ以上突出させて行う必要がある.すべての操作は原則として直視下に行う必要がある.われわれが現在までに行ったスパイラル小腸内視鏡検査31例中16例に小腸病変を認めた.1例にマロリーワイス症候群を来たした.検査中比較的多量の鎮静剤も必要であり,今後更なる検査手技の習熟・改善が必要と思われる.
収録刊行物
-
- 日本消化器内視鏡学会雑誌
-
日本消化器内視鏡学会雑誌 54 (5), 1678-1685, 2012
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679197806080
-
- NII論文ID
- 10030961242
-
- NII書誌ID
- AN00192102
-
- ISSN
- 18845738
- 03871207
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可