中毒性巨大結腸症と麻痺性イレウスを合併した偽膜性腸炎の1例

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タイトル別名
  • A case of pseudomembranous colitis concomitant with toxic megacolon and paralytic ileus

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抄録

症例は60歳,男性.脳外科疾患術後に偽膜性腸炎を発症した.塩酸バンコマイシン(VCM)経口投与では改善乏しく,麻痺性イレウスと中毒性巨大結腸症を併発した.イレウス管からのVCM投与と内視鏡による洗浄,VCM撒布,そしてVCM注腸を繰り返したところ軽快した.偽膜性腸炎は,麻痺性イレウスや中毒性巨大結腸症を併発すると予後不良とされているが,それらを併発しながらも,内科的治療により軽快した1例を経験した.<br>

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参考文献 (29)*注記

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