書誌事項
- タイトル別名
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- A case of reduction en-masse of a femoral hernia
- 症例 大腿ヘルニア偽還納の1例
- ショウレイ ダイタイ ヘルニア ギカンノウ ノ 1レイ
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抄録
症例は100歳,女性.腹痛を主訴に近医を受診し,鼠径ヘルニア嵌頓の診断で用手整復された.その後腸閉塞が出現し,CT検査で大腿ヘルニア嵌頓と診断され,手術目的に転院となった.右鼠径部の圧痛と腹部膨隆を認めたが,鼠径部の膨隆はなく,腹膜刺激症状も見られなかった.当院のCT検査では,右鼠径部に閉塞機転はあるが,脱出腸管がはっきりしなかった.大腿動静脈の内側には液体の貯留を認めた.大腿ヘルニア嵌頓の疑いで緊急手術を行った.腸管を緩徐に整復したところ,小腸は大腿輪ではなく,腹膜前腔に陥入しており,肥厚した腹膜がヘルニア門となって,絞扼していたことが判明し,大腿ヘルニア偽還納と診断した.壊死腸管の切除とメッシュによるヘルニアの修復術を施行した.術後経過は良好であった.本邦で大腿ヘルニア偽還納の報告例はない.鼠径ヘルニア偽還納の症例をもとに,ヘルニア偽還納について若干の文献的考察を加えて報告する.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 73 (4), 1026-1030, 2012
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679827898880
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- NII論文ID
- 10030988275
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- NDL書誌ID
- 030740044
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可