在宅非侵襲的陽圧換気療法を行っている慢性呼吸不全患者のセルフケア獲得プロセス

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タイトル別名
  • Process of Attaining Self-care for Chronic Respiratory Failure Patients Receiving Home Noninvasive Positive Pressure Ventilation Therapy
  • ザイタク ヒシンシュウテキ ヨウアツ カンキ リョウホウ オ オコナッテ イル マンセイ コキュウ フゼン カンジャ ノ セルフケア カクトク プロセス

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抄録

非侵襲的陽圧換気療法を行っている慢性呼吸不全患者が,在宅療養生活を継続するために退院後どのようにセルフケアを獲得しているのかを明らかにする。対象者は在宅非侵襲的陽圧換気療法中の慢性呼吸不全患者10名である。半構成的面接法による調査を実施し,データは修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチにて分析した。その結果,セルフケア獲得プロセスには【NPPVの困難性】【主体的行動促進】【主体的行動】,呼吸困難があっても日中はNPPVを使用しない【NPPV使用譲歩認識】,NPPVを積極的に使用する【積極的NPPV使用認識】があった。〈導入時の抵抗感〉が続くと【NPPV使用譲歩認識】が引き起こされた。NPPVの〈効果を自覚〉することは【積極的NPPV使用認識】に影響していた。NPPVを積極的に使用しようという認識を生み出すためには,入院中から〈効果を自覚〉できるように援助することが重要と示唆された。

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参考文献 (25)*注記

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