胃癌術後癌性髄膜炎に対して髄腔内化学療法が症状コントロールに有用だった1例

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タイトル別名
  • A case of meningeal carcinomatosis due to gastric cancer treated with intrathecal chemotherapy

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抄録

症例は71歳男性.前庭部2型胃癌に対して幽門側胃切除を施行,腹膜播種陽性に対して化学療法を行っていたが,術後2年目に頭痛を主訴とする癌性髄膜炎再発をきたした.ステロイド,鎮痛剤に抵抗性であったが,MTX・Ara-Cの髄腔内投与で症状が改善し,3カ月間の在宅管理が可能であった.胃癌の生存延長とともにまれとされていた再発形式が増加しているが,治療法は定まっておらず,局所・全身化学療法を組み合わせた治療法の開発が必要である.<br>

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