急性胆嚢炎に対する経皮経肝胆嚢吸引穿刺法(PTGBA)の有用性

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タイトル別名
  • The usefulness of percutaneous transhepatic gallbladder aspiration (PTGBA) for the patients with acute cholecystitis

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抄録

要旨:2004年9月より急性胆嚢炎に対するドレナージ法として経皮経肝胆嚢吸引穿刺法(PTGBA)を第1選択として施行し,その有用性と安全性を検討した.1回のPTGBAで60%(15/25),2回目までのPTGBAで88%(22/25)の症例が軽快した.無効例はいずれも結石嵌頓例であった.偶発症は抗血小板薬服用中の1例に肝皮膜下血腫を認めたのみであった.Performance Status(PS)不良や併存疾患のために手術非適応となった16例(ハイリスク例)は,いずれもPTGBAのみで軽快し,1例のみ27カ月後に再発したが,再度のPTGBAで対応可能であった.PTGBAは簡便,安全な方法で,有効性も高く,チューブトラブルが避けられるという大きな利点がある.本法は特にPS不良例,手術非適応例に有用であり,第1選択の治療法に成り得ると考えられた.<br>

収録刊行物

  • 胆道

    胆道 26 (2), 189-195, 2012

    一般社団法人 日本胆道学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (18)*注記

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