肉眼分類による肝内胆管癌の外科治療方針

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  • Surgical treatment of intrahepatic cholangiocarcinoma based on the macroscopic subtype

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抄録

肝内胆管癌は世界的に増加傾向にある.肝内胆管癌には肉眼分類があるが,この肉眼分類は腫瘍の進展様式を反映している.したがって肉眼分類で臨床像,治療方針,切除成績が異なることが報告されている.肉眼分類の中では腫瘤形成型の頻度が最も多い.近年増加しているのも腫瘤形成型である.またB型肝炎,C型肝炎,アルコール性肝障害が肝内胆管癌のリスクとして報告されているが,慢性肝障害との合併も腫瘤形成型が多い.各肉眼型は術前の画像診断で分類が可能であり,手術治療方針の決定に有用である.肝内胆管癌の肉眼分類は外科治療において有益な情報を提供する.<br>

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