維持透析中に高アンモニア血症を呈した成人発症II型シトルリン血症の1例

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タイトル別名
  • A Patient with Adult-onset Type II Citrullinemia on Hemodialysis
  • 今月の症例 維持透析中に高アンモニア血症を呈した成人発症Ⅱ型シトルリン血症の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ イジ トウセキ チュウ ニ コウアンモニア ケツショウ オ テイシタ セイジン ハッショウ Ⅱ カタ シトルリン ケツショウ ノ 1レイ

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抄録

成人発症II型シトルリン血症は変動する意識障害発作を特徴とし,無治療では最終的に死に至る疾患である.症例は55歳女性,多発性嚢胞腎による慢性腎不全で血液透析導入.導入約1カ月半後より透析前の意識障害を反復,高アンモニア血症と脳波異常を伴い,特異な食嗜好・高シトルリン血症・膵分泌性トリプシンインヒビター高値・遺伝子検査より成人発症II型シトルリン血症と診断した.食事療法・アルギニン製剤・ラクツロース・カナマイシン・ピルビン酸ナトリウム導入を行い良好な経過を得ている.<br>

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参考文献 (13)*注記

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