sorafenibで寛解に至った初期治療抵抗性<i>FLT3</i>-ITD陽性急性単芽球性白血病

• 高橋 憲幸

  山形大学医学部附属病院　小児科

• 川上 貴子

  山形大学医学部附属病院　小児科

• 佐藤 裕子

  山形大学医学部附属病院　小児科

• 小野田 正志

  山形大学医学部附属病院　小児科

• 簡野 美弥子

  山形大学医学部附属病院　小児科

• 三井 哲夫

  山形大学医学部附属病院　小児科

• 早坂 清

  山形大学医学部附属病院　小児科

書誌事項

タイトル別名

• Successful treatment with sorafenib for primary refractory acute monoblastic leukemia with <i>FLT3</i>-ITD
• 症例報告 sorafenibで寛解に至った初期治療抵抗性FLT3-ITD陽性急性単芽球性白血病
• ショウレイ ホウコク sorafenib デ カンカイ ニ イタッタ ショキ チリョウ テイコウセイ FLT3-ITD ヨウセイ キュウセイタンガキュウセイ ハッケツビョウ

抄録

症例は6歳男児。FLT3-ITD陽性急性単芽球性白血病(AMoL)と診断，日本小児白血病リンパ腫研究グループAML-05寛解導入で寛解に至らなかった。救済療法でも寛解に至らず，骨髄回復期にsorafenibを200 mg/日で開始，300 mg/日に増量，10日後寛解を得た。29日間内服後，HLA 2座不一致骨髄移植を施行。移植後71日目に骨髄再発，150mg/日を隔日投与で再開，部分寛解を得た。ドナーリンパ球輸注を行うも，245日目に芽球が増加。化療とsorafenibで芽球は減少，2回目の移植を行ったが，移植後合併症で永眠した。sorafenibは多剤併用化学療法に対し抵抗性のAMoL症例で有効であった。今後の症例の蓄積が必要である。

収録刊行物

• 臨床血液

  臨床血液 53 (11), 1932-1936, 2012

  一般社団法人 日本血液学会

キーワード

• Sorafenib
• <i>FLT3</i>-ITD
• Acute monoblastic leukemia

詳細情報

• CRID: 1390001205037321600
• NII論文ID: 10031131262
• NII書誌ID: AN00252940
• DOI: 10.11406/rinketsu.53.1932
• COI: 1:STN:280:DC%2BC3s3js12mtA%3D%3D
• ISSN: 18820824
• ISSN: 04851439
• NDL書誌ID: 024121626
• PubMed: 23257676
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024121626
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2013060488
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可