津波起因火災における消火活動実態と消火活動困難性に関する研究 -2011年東北地方太平洋沖地震における被災地域を対象として-

書誌事項

タイトル別名
  • The Study on the Actual Firefighting Activities and Their Difficulties in Case of Fires Caused by Tsunami - A Case Study of Tsunami Affected Areas of the 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake -
  • ツナミ キイン カサイ ニ オケル ショウカ カツドウ ジッタイ ト ショウカ カツドウ コンナンセイ ニ カンスル ケンキュウ : 2011ネン トウホク チホウ タイヘイヨウオキ ジシン ニ オケル ヒサイ チイキ オ タイショウ ト シテ

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抄録

本研究は, 東北地方太平洋沖地震に伴う津波に起因した火災の延焼動態及び消火活動実態に関するヒアリング調査研究である。津波火災発生地において, 火災延焼範囲を調査するとともに, 映像分析, 住民への聞き取り調査から延焼動態を明らかにした。また, 消防職員に対し面接調査を行い, 消火活動障害に関して得られた証言について, KJ法を用いて分析した。その結果, 津波火災現場には, 移動の困難性や消防水利確保の困難性, 放水活動の困難性などの要因が消火活動障害を構成しており, 再来襲する津波による二次災害を避けるために, 消防隊が火災現場から退避しているときに火災が急速に拡大していることが明らかとなった。

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参考文献 (13)*注記

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