鳥取県における胃がん内視鏡検診10年間の検討

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  • Ten-year evaluation of mass screening for gastric cancer using endoscopy in Tottori prefecture
  • トットリケン ニ オケル イ ガン ナイシキョウ ケンシン 10ネンカン ノ ケントウ

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抄録

鳥取県では平成12年度から胃がん検診の一次検診(対策型検診)に, 間接および直接X線検診に加え内視鏡検診を導入した。その受診者は年々増加し, 平成21年度は検診受診者の59.5%を占めた。今回われわれは, 平成12年度から21年度のX線検診群と内視鏡検診群を比較検討した。がん発見率はそれぞれ0.19%, 0.52%, 早期がん率はそれぞれ67.5%, 77.0%, 1cm以下のがん発見率はそれぞれ9.1%, 16.2%, 内視鏡切除率はそれぞれ19.4%, 26.3%, 病期I期はそれぞれ75.4%, 85.0%で内視鏡検診群が有意に高いという結果を得た。現在, 鳥取県の胃がん内視鏡検診結果を元に有効性評価の解析が進行中である。今後, 胃がん内視鏡検診の死亡率減少効果が明らかになるものと思われる。

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参考文献 (10)*注記

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