経時的に形態が変化したupside down stomachをともなう食道裂孔ヘルニアの1例

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タイトル別名
  • A case of esophageal hiatus hernia with change of upside down stomach over time

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抄録

症例は81歳女性.左季肋部痛,嘔吐を主訴に当院紹介受診となった.胃体部が軸捻転をともない縦隔内に脱出し,幽門輪は腹腔内に認められるupside down stomachを呈しており,上部消化管内視鏡検査では粘膜の血流障害を認めず,高齢で心合併症を有するため胃管を留置し保存的加療とした.2週間後,胃体部が腹腔内に戻っており通常の食道裂孔ヘルニアの形態に変化していた.待機的にNissen手術を施行した.<br>

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参考文献 (31)*注記

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