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- 本橋 伸高
- 山梨大学大学院医学工学総合研究部精神神経医学
書誌事項
- タイトル別名
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- Introduction of brief-pulse ECT in Japan and its consequences
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抄録
1938年にイタリアで開発された電気けいれん療法(electroconvulsive therapy:ECT)は方法の修正を加えられ,現在でも治療抵抗性精神障害の治療に用いられている。わが国ではECTの研究が早くから行われていたが,方法の改良はなかなか行われず,短パルス矩形波(パルス波)の治療器は2002年になって認可された。この治療器の導入により,修正型ECTが原則化され,ECTが技術として認められるようになった。さらに,ECTのイメージが改善し,ECTの研究が世界的に評価されるようになった。しかし,わが国では非修正型のECTが未だに行われており,安全で有効な治療法としてのECTを普及させる必要がある。
収録刊行物
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- 総合病院精神医学
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総合病院精神医学 24 (2), 106-109, 2012
一般社団法人 日本総合病院精神医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679459620864
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- NII論文ID
- 10031146133
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- NII書誌ID
- AN10398829
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- ISSN
- 21864810
- 09155872
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可