十二指腸下行部に直接浸潤し,瘻孔を形成した上行結腸神経内分泌癌の1例

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  • A case of ascending colon neuroendocrine carcinoma drained through a fistula of the descending part of the duodenum

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抄録

70歳女性.主訴は右側腹部腫瘤.初診時より上行結腸に径10cm大の,中心に潰瘍をともなう隆起性病変と,多発肝および肺転移を認めた.十二指腸下行部にも潰瘍をともなう粘膜下腫瘍様隆起を認め,結腸癌の直接浸潤を疑った.結腸および十二指腸からの生検で神経内分泌癌と診断した.その後原発巣は急速に増大し,約2カ月半後に死亡した.剖検にて上行結腸癌は十二指腸に直接浸潤し瘻孔を形成していた.<br>

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