腹腔鏡併用経皮経肝胆嚢ドレナージを施行した急性胆嚢炎の1例

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タイトル別名
  • Laparoscopic combined percutaneous transhepatic gallbladder drainage for acute cholecystitis—report of a case—
  • 症例 腹腔鏡併用経皮経肝胆嚢ドレナージを施行した急性胆嚢炎の1例
  • ショウレイ フククウキョウ ヘイヨウ ケイヒケイ カンタンノウ ドレナージ オ シコウ シタ キュウセイ タンノウエン ノ 1レイ
  • Laparoscopic combined percutaneous transhepatic gallbladder drainage for acute cholecystitis^|^mdash;report of a case^|^mdash;

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抄録

症例は77歳,女性.糖尿病,高血圧症,肝硬変および頸動脈硬化症に対し抗血小板薬を内服していた.10日前より右季肋部痛を認め3日前に他医受診.急性胆嚢炎に対し保存的治療が行われたが奏効せず当院紹介.来院時,中等症急性胆嚢炎,敗血症,DICの状態で,PTGBDを考慮したが腹水貯留のため適応外とされ,ETGBDも不成功に終わったため,審査腹腔鏡を施行.発症から10日経過していたこと,抗血小板薬内服中であったこと,肝硬変症例であったことより,合併症のリスクを考量し腹腔鏡併用下にPTGBDを施行,術中出血のないことを確認し,右横隔膜下に情報ドレーンを留置し終了した.術後人工呼吸管理を要したが2日目に抜管,経過良好で25日目にPTGBD留置のまま退院,3カ月目に腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.腹腔鏡併用PTGBDは,急性胆嚢炎に対するドレナージ法の選択肢の一つと考えられたので報告する.

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参考文献 (59)*注記

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