-
- 小野田 友男
- 岡山大学大学院医歯薬総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 岡野 光博
- 岡山大学大学院医歯薬総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 假谷 伸
- 岡山大学大学院医歯薬総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 江口 元治
- 岡山大学大学院医歯薬総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 野田 洋平
- 岡山大学大学院医歯薬総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 牧野 琢丸
- 岡山大学大学院医歯薬総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 宮武 智美
- 岡山大学大学院医歯薬総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 橋本 香里
- 岡山大学大学院医歯薬総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 西﨑 和則
- 岡山大学大学院医歯薬総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
-
- 丸中 秀格
- 岡山医療センター耳鼻咽喉科
書誌事項
- タイトル別名
-
- A case of nasal and paranasal tuberculosis
この論文をさがす
抄録
症例は31歳女性。右上顎洞から篩骨洞にかけて易出血性のもろい肉芽が充満していた。鼻腔と上顎洞から生検を行い,塗抹検査でガフキー1号,結核菌群PCRは陽性であり,鼻副鼻腔結核と診断した。<br>INH・RFP・EB内服およびSMネブライザーを2か月間行ったが画像上の改善傾向に乏しく,鼻副鼻腔根本術をおこなった。結核菌のように非メチル化DNAをもつ細菌では,死菌となってもホストのToll-like-receptor(TLR)9に結合し強力にサイトカインを誘導するため,炎症や肉芽が遷延することが考えられる。保存的治療を行っても病変の退縮が乏しい場合,根本術は有効な治療手段と思われる。
収録刊行物
-
- 頭頸部外科
-
頭頸部外科 22 (3), 273-276, 2012
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205283864704
-
- NII論文ID
- 10031170506
-
- NII書誌ID
- AN10374707
-
- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可